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A**R
Sets, lambdas, and quantifiers—oh my!
If you're thinking of studying formal semantics seriously, of course you should read this book. There's no better place to start, and it's what everyone else will expect you to have read. It helps that the pacing and prose are impeccable.But you don't need me to tell you this, so let me answer some other questions. Should you read this if you're a philosopher with a side-interest in semantics? If the interest is serious, see above. If it's casual, then the answer is still yes. H&K are brilliant philosophical thinkers in their own right, and they helpfully explain their project against a background of Fregean philosophy of language. There are also discussions that draw from philosophers in surprising ways; I didn't expect such a meaty quotation from Quine in the chapter on relative clauses!You're also going to want to know about sets, lambdas, and natural language quantifiers, which H&K will teach you in no time. Less helpful, but equally delightful, is the excursus on predicate logic.There are a few unsatisfying things about this book's project, which is to make mathy languages that look like natural languages and show how sentences get their meanings from words. How is a semantic theory supposed to hook up to a theory of psychology? How are the basic elements of a semantic theory of English—e.g., "dog"—realized in an Anglophone's brain? Do we even know what the prospects are for answering these questions?These are big, hard questions that no one knows how to answer (or so say my friendly neighborhood cognitive scientists). One can't fault H&K for failing to settle them in an intro book! The fact is that, whatever problems formal semantics faces, it's already made enormous progress, and an excellent way to catch up with the action is to read H&K. The only problems the book faces on its own terms, that I know of, have to do with chapter three (on theta roles and such), which isn't the best treatment of the subject, but isn't an integral part of the book, anyway.Full disclosure: as you can probably tell, I'm a philosopher, not a linguist! I've just taken a couple of graduate seminars on formal semantics and read papers in my spare time. But I can tell you that I found this book extraordinarily engaging, fun, and deep—not to mention useful. If you're a student of my background, you might have a similar experience.
A**E
Five Stars
Thank you
S**E
this lack of clarity is worst in the exercises
If you're already familiar with the topics this book is covering, it's an indispensable work, particularly given the stature of the writers and their important work in semantics. There are many important discussions about the theory, but some of the motivation for covering certain topics is not really spelled out. Ironically for a text about semantics, there are many times where the wording is completely obscure. Unfortunately, this lack of clarity is worst in the exercises. If your instructor assigns problems from this book, be sure to make sure that you are both on the same page about what they want.Semantics is a very difficult field to explain to non-specialists once you understand it. This book makes no attempt to remedy this situation. If you're a semanticist, then it's probably fine. But if you're not, you will definitely have to have 3 or 4 other textbooks handy just to make sense of what they're saying.
M**K
If only I read this book earlier
This is a must-read for anyone with an advanced interest in semantics/syntax. If you're looking for an introduction to semantics and have no background at all, I'd combine this book with for instance De Swarts' introduction to semantics. This text is suitable for graduate students.
G**T
Good as review for sematicists; Bad as a textbook
This would probably serve as an excellent review for those who have studied semantics and need to be reminded/updated on important topics. As a textbook for novices, though, it is very poor. The text is not written with ease of reading in mind (technical formulas are frequently used to explain points that would be much better explained in words). Technical terms are used without definitions, and the excercises require the reader to have not only understood the material completely, but to have read between the lines and filled in the gaps in the explanations. There are many typos and there are structural problems as well (use of endnotes instead of footnotes, no comprehensive biliography...). If you have already done quite a lot of semantics, this book may be of use to you; if you are thinking of using it as a class text or as a way to teach yourself this subject, look elsewhere.
L**U
One Star
It is an awful texbook!!!!!
R**O
Fundamental for Formal Semantics.
Fundamental work for young semanticists or for those who are interested in formal semantics.Some general background in linguistics is totally required.
ベ**キ
形式意味論の基礎に精通している方にとっては、生成統語論を採用した分析の格好の手引きとなりますが、初学者にとってはペダンティックで不親切、かつ難解です。
学生時代に言語学を勉強したことのある、素人愛好家(i.e., 非大学教員、非研究者等)としての感想です。読了しました。形式意味論の教科書です。以前ネットサーフィンしていたところ、我が国のいくつかの大学(大学院)でのテクストとしても利用されているのを確認したような、人気(信用?)がある(?)と思われる本です。教科書としてはsyntaxとしてgenerative syntaxを本格的に採用している本であり、有用かつ特色のある書物であると思います。しかしながら、以下に述べるように大きな欠点のある本でもあります。本書の内容としては、Amazon.comのとあるレビュアーの方に大いに賛同するところがあります。すなわち、形式意味論に既にある程度精通されている方による知識の整理、および分析法や議論の参照のためならば大変参考になる本ですが、まったくの初学者の方のための教科書としては、きめの粗いふるいにかけられるであろう書き方をされている本であると感じます。本書では、いち早く実際の意味論分析に触れさせるというスタンスのもと、既にCh1の4ページから集合が導入され、関数も経て、早くもCh2の14ページより、具体的な文の真理条件の分析が示されます。これだけ見ると、歯切れの良い本であると思われそうですが、正直難しい書き方のされている本で、全体的にペダンティックな雰囲気が漂い、もっと分かりやすく説明できますよね?と問いたくなる感じです。Prefaceにはsyntaxの入門的知識しか導入しない、という趣旨のことが書かれています。それは確かであって、Xバー理論を至極当たり前として、generative syntaxの教科書でよく話題に取り上げられるような素材が分析に用いられています。しかしながら他方、Ch1では集合と関数の説明がなされるものの、説明が難しく、また本書を読み進めていくうちで、「これは明らかに、命題論理も述語論理も前提としているとしか言いようがないな」と思えてきてしまいます。私自身、少なくとも形式意味論の基礎は理解していると認識しており、付随する必要概念も備えているつもりですが、それでもCh1の集合の話では、よい意味でぬかるみにはまりました。具体的に言うと、数学の集合の本でさえも話題にされないような(素朴な)疑問が扱われており、面白く勉強になりました。よって、ある意味逆説的ですが、見方を変えれば、純な入門書にはふさわしくない書かれ方をしているとも言えます。啓蒙書で論理学を分かったと誤認識していたずぶな初学者だったころの自分、ないし全くの初学者の方が本書で勉強しようとする場面を想像すると、「ああ、自分には形式意味論は理解できない・・・」と落胆してしまう可能性が大なほど、説明が難しいです。よって、あくまで私の個人的な意見ですが、論理学も集合もまったく初めての方による本書での学習は、奨励できません。しかしながら他方、私の知る限りでは、生成統語論を「本格的に」syntaxとして採用した形式意味論の教科書は、本書以外ではありません(Chierchia & McConnell-Ginet 2000がありますが、個人的には微妙です)。その意味では、「まずはどうしても、真っ先にこのH&Kの本を読んで理解したいのです!」という方は、実質的に本書の解説書になっている(?)『形式意味論入門』田中拓郎 (2016) 開拓社を併読または読了してから、H&Kを読まれることをお勧めします。さて、本書の構成ですが、全12章からなります。区分けすると以下のようになると思います:①Ch1-4:集合と関数。生成統語論を採用した真理条件意味論(形式意味論)の基礎②Ch5:関係節の分析③Ch6-8:Generalized Quantifier(GQ)とQuantifier Raising(QR)、Quantifying into④Ch9-11:指示と照応⑤Ch12:内包意味論①:集合と関数。生成統語論を採用した真理条件意味論(形式意味論)の基礎文字通りの内容ですが、先にも書いた通り集合(および関数)の説明が初学者向けにしてはさらりとし過ぎており、却って「ああ、そういう場合はそういうことになるのか」という、集合を知っている方にとって少し面白いトピックが扱われるような内容になってしまっています。関数についてはわずか2ページしか費やされておらず、分量からしてこれも大分無味乾燥さが醸し出されています。ただCh2ではいわゆる「カリー化(currying)」(本書では、現在curryingとして理解されているこの操作の、本来の提唱者M. Schonfinkel(oはウムラウト)に敬意を示して“Schonfinkelization”という呼び名で断固使用しています)が紹介されており、2項述語をなぜ順序対と真理値の順序対の集合と定義するのを避けるのかが説明されています。私個人としては、これは形式意味論の教科書では本書に加えてほか1冊しか見たことがなく、特色のある部分だと思いました。加えて、total functionとpartial functionの違いも説明されており、そこも触れている本があまりない良い部分だと思いました。この①のパートまでで、本書で重要な役割を果たす主な3つの意味的操作のうち、functional application(関数適用)とpredicate modification(これはset intersection)の2つが既に登場を果たします。②:関係節の分析これも文字通りです。実質的には既にMontague(1973)で示されたものと、類似した議論がなされ、同じような結果を生じさせる分析ですが、本書で採用される意味的操作をphrase structureに適用し、スムーズに真理条件を導く点で、評価できる部分であると思います。普通の関係節に加え、“man such that ~” といったようなsuch that関係詞の分析があるのも特徴的です。先に挙げた田中(2016)では、「この章で初めて用いられる操作、predicate abstraction(これは実質的にはlambda abstractionないしfunctional abstractionと同じもの)の説明で、H&Kを読む読者の多くが挫折する」と書かれています。私の印象としてはpredicate abstractionそれ自体と言うより、加えて導入されるtrace & pronoun ruleおよびassingmentという規則と操作によるものであると感じます。assignmentというのは述語論理で用いられる同名の操作と実質的に同じものです。これだけならばまだマシなのかもしれませんが、これにgenerative syntax特有のtraceが絡み、分かりづらくなる要因が生まれていると感じ、個人的にも述語論理を知らないならば、挫折していたかもしれません。逆に述語論理に精通している方がこの箇所を読まれるのならば、traceの概念を知らずとも、本文での説明で理解はきっと行き届きます。traceとは本書での扱いは、大雑把に言えば、述語論理における(自由)変項と同じものですので。今、自由変項という言葉を出しましたが、このことは本書でも意識されており、5.4節において、“What is variable binding?”というタイトルで、統語論におけるtraceと論理学におけるvariableに関わる事柄が話題とされています。しかし、この節は私の感覚では本書で最も難解な部分であり、「もっと簡単に説明できるのでは?」と言いたいところです(もっとも、単に私がしっかりと理解できていないのかもしれません)。③Ch6-8:Generalized Quantifier(GQ)とQuantifier Raising(QR)、Quantifying intoこれも文字通りですが、議論の展開が難しく、初学者が途中で投げ出す可能性が大きいと思ってしまいます。Ch6ではGQの導入に加え、量化子に関わるpresuppositionalな問題が話題とされ、言語哲学的色彩も強く、人によっては面白いかもしれませんが、¬∃¬φ ≡ ∀φとφ→ψ ≡ ¬φ∨ψをご存知なくば理解が行き届かないと思います。Ch7ではQRが導入され、形式意味論ないし述語論理でよく話題になる、∀α∃βφと∃β∀αφといったスコープの違いが取り上げられることになります。加えて、移動(movement)を利用しないflexible typeの概念が導入され、移動(つまりQR)分析との比較が行われ、大変参考になりました(flexible type分析の旗手であるPauline Jacobson氏による、Compositional Semantics 2014 OUPを読もうと思いました)。Ch8ではQRのlanding siteには制約があるのでは、という問題をめぐって興味深い議論が展開されます。個人的には言語学現役時代(学生時代)手が回らなかったトピックであるため、大変参考になりました。④Ch9-11:指示と照応文字通りの箇所ですが、本書全体のうち、見た目上は形式意味論的側面が最も希薄に感じられる箇所で(論理表現の登場がほとんどありません)、他方で純なsyntacticianの関心も大いに引くような話題が扱われています。形式語用論と重なる箇所でもあるように感じます。Ch9は基礎的な話題で、束縛代名詞、指示代名詞の分析です。Ch10では、いわゆる束縛理論も関わる箇所でありますが、例文の性質が多少マニアックです。少なくともsyntacticianにとっては面白い箇所ではあるかもしれません。(私は英語ノンネイティブですが)英語ノンネイティブの方にとっては、ノンネイティブなりに英語自体に対する直観が強くないと少し辛い箇所かもしれません。Ch11は、E-type pronounが扱われ、貴重な議論が見られると思います。E-type pronounとは、表層上は代名詞であるが、意味論的にはfree variableともbound variableとも解釈できないような代名詞です。とは言っても、ここも英語に対する直観が強くないと、前半の議論の理解が少し辛いかも知れません。しかしそこが分かれば、少なくとも私にとっては後半のRobin Cooper氏の議論の紹介は大分すっきりしたものに感じられました。Cooper氏の分析はいわゆるdonkey sentenceにも適用され、うまいことやっているなぁ、と感じました。⑤Ch12:内包意味論最後ですが、ここも文字通りです。初めて、eとtに加え、sタイプが登場します。実質10ページ強しか割り当てられていませんが、形式意味論の内包論理を既にご存知の方ならば、エッセンスがしっかりと述べられているなと感じられると思います。しかし逆を言えば、初学者の方にとっては、これまたやはり大雑把(抽象的)な話かもしれません。後半は命題態度動詞の分析も見られますが、本書の説明では初学者の方にとってはすんなり理解するのが難しいと感じました。【本書の長所】・下地のある状態ならば、知識の整理と新たな知見獲得に資する本レビュー冒頭の部分でも書きましたが、既にある程度形式意味論をご存知の方ならば、本書では他の教科書などでは深く話題にされていないトピック(特に、QRの制約やflexible typeとの比較、指示と照応の話)がしっかりと議論されているため、知識の整理や考え方の復習にはもちろんのこと、議論自体も勉強になり、新たな知見も得られるのではと思いました。・Generative syntaxを統語論として本格的に採用した、真剣な形式意味論 本書は、少なくとも教科書としてはgenerative syntax(GB理論)を土台とした形式意味論を真剣に展開しています。その意味では、生成文法の意味論を研究したい方にとっては、うってつけの指南書の1冊となるのではないでしょうか。(ただし、形式意味論の源泉、つまりMontagueのPTQの知識はあった上での話になると思います。つまりはもっと遡れば、述語論理、様相論理、ラムダ計算も前提になるということです。そうでないと、本書自体、正しく理解できないと思います)【本書の惜しい点】・初学者が挫折する可能性大 本レビュー冒頭やその途中で述べたことの重複ですが、加えて今しがたひとつ前に述べた長所で述べた但し書きにもつながる点です。本文の説明も、ペダンティックな雰囲気が大いに感じられ、もっと簡単に説明できるのでは、と思ってしまいます。 そして、本文中では明言はされていませんが、明らかに少なくとも一階論理を前提にしていないと、理解が行き届かない恐れが大です。よって、例えばGamut (1991)の2冊本で、論理学の基礎とPTQの知識をしっかりと身に付けた上で、挑むのが適切と言っても過言ではないかもしれません。・形式意味論の他書で普通に紹介される概念が実質一切出てこない これは少し、いや、けっこうまずいのではないかと思います。例えば、model-theoretic semanticsという言葉がありますが、本書では一切使われません(truth conditionaは出てきますが)。著者のお二人は世界的にもかなり有名な意味論研究者の方々ですが、どういう意図で、他書では普通に扱われる概念を全面に出さなかったのか、素人ながら理解に苦しみます。この点は、今しがた挙げた最初の欠点にも深く関わってくると思います。 論理学における、いわゆる「論理式」も登場しません!記号としての論理結合子も一切使われないのです!!本書はphrase structureを対象言語とし、それにdenotation functionをかませます。そして外延としては、「メタ言語として英語を用いて述べた真理条件」を出力する、というスタンスです。ラムダは出てきますが、ラムダも真理条件を述べるメタ言語の単語として用いられています。さらに、∀や∃に相当する部分も英語でのパラフレーズとして用いられています。たとえば、簡単に言えば、∀x(Px → Qx)に相当するphrase structureの真理条件として、“for every x such that P, it is Q”のような感じで書かれています。これは明らかに「PならばQ」の真理条件がわかっていないと、正しい理解が得られないのではないでしょうか。とある箇所で「全称文では前件が偽ならば、全体は真」と地の文で書かれてはいますが、議論の組み立てからして、初学者の方の印象には残りづらいぞと思いました。・真理条件をダイレクトに散文(英語)で述べているため、真理条件の計算が煩雑になる 以下は、世間知らずの素人として印象なので、「馬鹿者!書き方は煩雑になるが、正しい路線なのだ!お前は間違っている」とプロの方からお叱りを受ければ、この部分は撤回します。 本書では既に出来上がっている統語表示(つまり生成文法で言うLF)をdenotation functionへの入力とし、functional applicationを始めとする意味的操作で、真理条件を計算していきます。 しかしこれを律義に行うと、紙に書いて進めるならばスペースをかなり取り、書くのが非常に面倒になっていきます。それに、先ほど書いた通り、真理条件は直接散文で述べられるため、見た目も大分複雑になっていきます。 私個人としては言語学現役だった学生時代、「真理条件としては、こういう論理式で表すことができるなあ。なら、syntaxとしてはどういう構造になるのだろうか。つまり、分からないこのlexical itemの論理表現はどんなものになるだろうか。面倒でちょっと難しいけど、逆算して明らかにしていこう」という、ある意味bottom-upの方式で独学したという、(そうではあって欲しくないですが)ひょっとしたら間違っているかもしれないスタンスを取っていました。 よって、PTQの解説書などでは「中間言語」と呼ばれる、いわゆる述語論理の論理式(正確には、関数型高階論理の表現)を使った方が便利ではないかと強く思ってしまいます。ことさら強調するまでもないですが、論理式自体を見れば、大体のものが真理条件が一目瞭然ですので。そしてそうすれば、本書では具体的に意味計算が展開されていない例文の分析も、手早く可能になると思います(とは言っても、それができるようになるまでには、一階論理、ラムダ計算など色々と下積みが必要で大変なのですが)。・Bibliographyない!Further readingがない文字通りなのですが、文献は各章末のnoteにその都度記載されているだけという、哲学文献のような書き方です。最早、論文までも読もうとは思わない素人の私はまだしも、真剣にプロを目指す方には不親切な書き方です。Further readingがないのも文字通りです。蛇足ですが、前述の田中(2016)によれば、アメリカの言語学科の大学院では、本書が意味論の教科書として利用されているとのことです。本書は1998年発行ですので、アメリカの院で本書を学び、意味論のプロになった方もきっとおられるでしょう。アメリカの院の院生はすごいんだなあ、と思ってしまいます。
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